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『モーツァルトとクジラ』

『モーツァルトとクジラ』Mozart and The Whale 2004


story
ドナルドはタクシー運転手として働いているが、本当は数学の天才だ。
仲間たちの良きリーダーでもあり信頼も厚いが、数字に執着するあまり失敗も多い。
そんな彼がとびきり魅力的なイザベラに出会い恋に落ちる。
彼女は美容師で、動物を可愛がり、絵や音楽の才能に秀でている。
ただし、その言動はかなりエキセントリックだ。
日々トラブルに見舞われがちな二人は共にアスペルガー症候群という障害を抱えていたのだった…。

staff
監督:ピーター・ネス
脚本:ロナルド・バス
製作:ジェームズ・アシェソン他
音楽:デボラ・ルーリー

cast
ドナルド:ジョシュ・ハートネット
イザベル:ラダ・ミッチェル
ウォーレス:ゲイリー・コール

ジョシュ・ハートネット。若手俳優の中ではお気に入りの一人です。「ブラック・ダリア」でも「ラッキー・ナンバー7」でもなかなかいい演技みせてました。彼は男前だし、日本人受けするマスクだし、キャラだと思う。それにいろんな役柄に挑戦していってるってのもいい。このモーツァルトとクジラは、最初はタイトルにひかれたんだけど。でもストーリーと主演がジョシュだったので、すぐにDVD買いました。

自閉症のひとつ、アスペルガー症候群。自閉症っていえば「レインマン」が有名だけど、実はこの映画の脚本家はレインマンの脚本家だそう。でもレインマンとは全然違うストーリーだし、描き方がまるで違う。
私も直接の友人ではないけど、友人の知り合いにアスペルガーの人がいます。何度か会ったこともあるし、話をしたこともあるけど、普段はほんと言われない限り全然わからない。
さて、この物語の主人公二人はともにアスペルガー症候群。
ある分野に強い関心を示す。
ドナルドは数字に、イザベルは音楽と絵画に強い関心と才能を持っている。
ドナルドは気持ちが落ち着かなくなると数字の計算を始めるし、イザベルは心が浮き立つと左手で絵を描き、右手で採譜する。
2人は突然取り乱したりするし、感情表現が上手くできない。
ドナルドは何か言おうとすればするほど言葉が出なくなってしまう。
ドナルドは「普通」でありたいと願っている。
でもイザベルは心の感ずるままにストレート。
「普通」じゃなくていいと思っている。
そもそも「普通」ってなんだろう。
世の中は偏見に満ちている。
そんな2人が恋をする。
自分は常識的?自分は普通?
この映画を観て、人と人ってやっぱり支えあいながら、生きていくものだと痛感します。
★★★★★★★

DVD 区切り 19:20 区切り comments(0) 区切り trackbacks(3) 区切り

『ラッキーナンバー7』

『ラッキーナンバー7』Lucky Number Slevin 2005


story
空港のロビーで、青年の前に現れた謎の車椅子の男。
男は、20年前の幸運のナンバーにまつわる残酷な物語を語り始める。
一方、NYのアパートではスレヴンとリンジーが偶然の出会いを果たす。
不運続きのスレヴンは、友人を頼ってNYに来たのだという。
ところが友人は姿を消し、スレヴンは敵対するギャング、“ボス”と“ラビ”の争いに巻き込まれる。そしてその影には、あの空港の男−凄腕の暗殺者グッドキャットがいるのだった…。

staff
監督:ポール・マクギガン
脚本:ジェイソン・スマイロヴィック
製作:クリス・ロバーツ他
音楽:J・ラルフ

cast
スレヴン:ジョシュ・ハートネット
グッドキャット:ブルース・ウィリス
ボス:モーガン・フリーマン
ラビ:ベン・キグズレー
リンジー:ルーシー・リウ

まずタイトル。それからキャスティング。
これで、観たいなって思いました。
ジョシュ・ハートネット。若手俳優では好きな役者さんです。
ブルースの出る映画って割と面白いものが多いし。モーガン・フリーマンも好き。

実をいうと、我が家は代々7という数字には因縁というかあまり良いことがないという意味で7は忌み嫌われているのであります。(笑)
ちなみに私が好きな数字は8。

この映画。最初からしっかりと観ることをオススメします。
見落としはダメです。

結構、親切すぎるくらいにいろいろと小出しに最初からヒントが出てきます。
この映画、原題はLUCKY NUMBER SLEVIN
で、邦題はラッキーナンバー7
なんとなくね、こうかもしれないって思い描いてみたんだけど、だいたい当たってたなあ。
見事外れたときにも感激するけど、自分の想像に近かったりすると、それはそれで嬉しいし、スキになりますよね!

そうそう、主人公スレヴンのジョシュ。
今回は色白裸でうろうろします。
彼を初めてみたのは、パールハーバー。
その後、ブラックホークダウンでも。
でシン・シティ、ブラック・ダリア。

男前だし、なんかちょっと影があって、好きな俳優さんです。
ブラック・ダリアでもいい役やってたけど、このラッキーナンバー7もよかったね。
これからも注目していきたい俳優さんです!

蛇足だけど、途中で主人公と彼女?がベッドで007なら誰といういい合いで、でてきたのが○○○。
俺なら○○○。

DVDのパッケージがなんかオーシャンズ11シリーズとシン・シティをたしたような感じ。
このシルバーパッケージって指紋つくからやなんだよねえ。(笑)
★★★★★★★☆

DVD 区切り 19:58 区切り comments(0) 区切り trackbacks(3) 区切り

『アイデンティティー』

『アイデンティティー』Identity 2003


story
天を突いたような豪雨の夜、寂れた街道で交通事故が起こる。
加害者のエドは、近隣のモーテルに救援を求めるが、豪雨で電話は不通。道路も冠水し、行く手を阻まれてしまう。
やむなくエドはモーテルに引き返し、天候の回復を待つ。
モーテルに集ったのは、同じように立ち往生した10名の男女。
女優と運転手、娼婦、新婚夫婦、囚人と刑事…。
互いに見ず知らずの彼らは、それぞれが何か秘密を抱えているようだった。
やがて彼らは雨に閉ざされたモーテルで、1人また1人と謎の死を遂げてゆく。

staff
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:マイケル・クーニー
製作:キャシー・コンラッド
音楽:アラン・シルヴェストリ

cast
エド:ジョン・キューザック
ロード:レイ・リオッタ
パリス:アマンダ・ピート

友人から、ミステリーファンなら、観ておいて損はない作品と言われてた映画です。
ようやくDVDで鑑賞。いや〜、まいった。真剣に犯人探ししちゃいました。で、見事にやられました。
ただ、そうかも知れないって感じはしてたんだけど。
というのも、タイトルがタイトルだけに・・・。

シチュエーションがすごいね。
豪雨、交通事故、通報手段の遮断、見知らぬ人達・・・これらが不安感を醸し出す。
割と短い映画なんだけど、えっ?えっ?何?何?誰?誰?どうなるの?・・・って感じ。
キャスティングがまたそれほど有名役者を使っていないのがいい。
モーテルに集まった見知らぬ10人にある共通点が・・・。これがまたヒントになってるんだねえ。

う〜ん、まいりました。ただ、人によっては、そんなん有り?って思う人がいるかも。
でもこれって、再度みてみると、ちゃんとヒントが出てるんだよねえ。
うまくできた映画だと思います。

ミステリーファンは一度ご覧あれ。
★★★★★★★☆

DVD 区切り 11:23 区切り comments(0) 区切り trackbacks(8) 区切り

『守護神』

『守護神』THE GUARDIAN 2006


story
アメリカ沿岸救助隊に所属するレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。
数々の命を救った伝説的なスイマーだった彼だが、ある任務で相棒を目の前で失い、心に深い傷を負ってしまう。
妻にも別れを告げられ、失意に沈むベン。
そんな重い気持ちの彼は一時現場を離れ、レスキュー隊員を養成する学校・Aスクールに教官として赴任する事になった。
そしてそこで元高校水泳チャンプの訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会い…。

staff
監督:アンドリュー・デイヴィス
脚本:ロン・L・ブリンケーホフ
製作:ボー・フリント他
音楽:トレヴァー・ラビン

cast
ベン:ケビン・コスナー
ジェイク:アシュトン・カッチャー
スキナー:ニール・マクドノー
エミリー:メリッサ・サージミラー

監督のアンドリュー・デイヴィスは、ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズのあの「逃亡者」やキアヌ・リーブスの「チェーン・リアクション」などを撮っているサスペンス、アクション系の人でなかなかうまくまとめる監督さんだと思う。
まずもって、この映画を観て、古くはリチャード・ギアの「愛と青春の旅立ち」そしてトム・クルーズの出世作「トップ・ガン」を思い出しました。どちらも好きな映画だけど、この「守護神」もそういう感じでいうとなかなか面白かった。
ケビン・コスナーといえば、80年代後半から90年代半ばまでは、ハリウッド映画ではもっとも売れていた俳優さんでしたよね。
アンタッチャブル、フィールド・オブ・ドリームス、ダンス・ウィズ・ウルブズ、JFK、パーフェクトワールドなどは好きな映画です。
個人的にはコスナーの出てる映画ってある意味単純でわかりやすいものが多いので、面白いことは面白いと思うけど。
アストン・カッチャーはバタフライ・エフェクトに続いて、この守護神と確実に日本でも人気を得てきているのでは。
レスキューの場面も迫力あるんだけど、よかったのはケビン扮するカリスマレスキューのベンの周りの人とのふとした会話かな。
こういうアクション、サスペンス系の映画でもやはり会話に味がないとみててつまらないものがあるよね。
何より、ケビンもアシュトンもほんとレスキュー隊として活躍してそうな感じにみえるし、泳ぎなんかもすごい。
これって、演じるほうがうまいのか演出がうまいのか・・・。
まあ、期待してた以上に楽しめました。
★★★★★★★★

DVD 区切り 17:27 区切り comments(0) 区切り trackbacks(6) 区切り

『ボルベール<帰郷>』

『ボルベール<帰郷>』VOLVER 2006


story
失業中の夫の分まで働く、気丈で美しいライムンダ。
だが彼女の留守中、夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。
愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷の叔母が死んだ」と知らせが入る。
一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ姉妹の母の亡霊が、1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。

staff
監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル
製作総指揮:アグスティン・アルモドバル
音楽:アルベルト・イグレシアス

cast
ライムンダ:ペネロペ・クルス
イレネ:カルメン・マウラ
ソーレ:ロラ・ドゥエニャス

ペネロペ・クルスは、ハリウッド映画とかではなく、やっぱりスペイン映画でこれからも頑張っていってほしいとつくずく思いました。
母と娘たち、それを取り巻く女性のそれぞれの思惑と男に翻弄される運命。女性賛歌を得意とするアルモドバル監督らしい映画。
ただ、ちょっとこのストーリー。確かに母と娘たちのそれぞれの境遇や立場、思いに力点が置かれている分、ちょっと関わる男達に対する扱いというかなんかあっさりし過ぎていて、ちょっと感情移入ができないところがありました。
ペネロペのボルベールを唄うシーンは印象的です。
前半はちょっともたつきますが、後半、特に最後のほうは、いろいろと真相が明らかになって、まあなかなかじゃないって感じになります。
彼の映画はいつも色彩豊かで、特にやっぱり暖色の濃いイメージですね。
オール・アバウト・マイ・マザーほどいりくんでなく、ある意味あっさりというか少し物足りなさはあるかもしれないですが、この監督の映画は何故かしら癖になるんですよね。
ちなみにこのDVDのパッケージ、なかなかおしゃれです。
★★★★★★★☆

DVD 区切り 23:16 区切り comments(0) 区切り trackbacks(2) 区切り

『やさしい嘘』

『やさしい嘘』DEPUIS QU'OTAR EST PARTI.../SINCE OTAR LEFT 2003


story
旧ソ連の小さな国グルジア。
エカおばあちゃんは、フランスで働く息子オタールから手紙がくるのを毎日楽しみにしている。
一緒に暮らしている娘マリーナとは、喧嘩してばかり。
孫娘アダが仲裁に入るのだが、アダは得意のフランス語を生かして広い世界に出ることを夢見ていた。
ある日、オタールが死んだという一報が入った。
息子の死を伝えられない2人は、エカおばあちゃんが悲しまないようにと、自分たちで手紙を書き続けた。
しかし、何か変だと感じ始めたエカおばあちゃんは、息子に会いにフランスに行こうと決意する。

staff
監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
脚本:ジュリー・ベルトゥチェリ&ベルナール・レヌッチ
製作:ヤエル・フォギエル

cast
エカ:エステル・ゴランタン
マリーナ:ニノ・ホマスリゼ
アダ:ディナーラ・ドルカーロワ

さてさて、この年末・年始に観たDVDの中でも秀作の1本はこれ!

私はハリウッド映画の大掛かりなアクション、サスペンス、SFものも好きだし、ドラマものも好きだけれど、時々どうしようもなくミニシアター系のほんわかした映画がムショウに観たくなります。

たとえば、この「やさしい嘘」なんかも映画館ではほんと2週間かそこらで終わってしまって、タイミングがあえば観にいけるのですが、なかなか意識していかないと見逃してしまいます。

この映画、フランス=グルジア映画。
ストーリーも登場人物も配役もほんと地味なんだけど、観終わった後、なんかね、ほのぼのというか、う〜ん、なんていうんだろ、ほっとしたというかこういう映画を観終わったあとは、妙に心が落ち着いて、珈琲(紅茶のほうが実はあってるかも)を飲みながらニンマリしたくなります。

この物語はグルジアという旧ソ連のほんと小さい国での母子孫女3人の物語。
グルジアって、あのスターリンの出身地なんだって・・・。
そのグルジアの首都で、貧しいながらもそこそこ幸せに暮らす祖母、母、そして娘の三世代の三人。
エカおばあちゃんの唯一の楽しみが、フランスのパリで暮らす息子から定期的に届く手紙を、フランス語が堪能な孫娘アダに読んでもらうこと。ところが、ある日、その息子が事故死した知らせが届く。生きる唯一の楽しみであった息子・・・。母と娘は祖母にそれを伝えることができなくなります。二人はやがて、手紙の続きを創作し始めます。
おばあちゃんとその娘である母マリーナは、親子であるが、女同士で何故かお互い心の中にわだかまりがある。孫のアダは、いつかフランスに出ていきたいという夢がある。そういう中で、この母子孫3人はひとつずつ嘘をつく。

なんか日々の生活が結構丁寧に描かれているし、3人の思いもなんとなく伝わってきます。
3人の女が、それぞれつく嘘は、互いを思いやるまさに「やさしい嘘」であり、その美しい心には心が洗われます。

この映画をほのぼのとさせたのは最後の終わり方にあるなあって思います。
それぞれがつく嘘だけにとどまらず、孫娘アダの成長と旅立ちを描いているからでしょう。
涙がポロポロって感じではなく、なにかほんとほのぼのとするこういう映画、やっぱりたまにはみたいです。
★★★★★★★★

DVD 区切り 19:36 区切り comments(0) 区切り trackbacks(3) 区切り

『バタフライ・エフェクト』

『バタフライ・エフェクト』THE BUTTERFLY EFFECT 2004


story
幼い頃から度々記憶を失っていたエヴァンは、治療のため日記をつけ始める。
13歳の頃、エヴァンは幼なじみのケイリーたちと悪戯をして大事故をひき起こすが、その瞬間も彼の記憶は空白だった。
やがてエヴァンは引っ越すことになり、虐待傾向のある父と乱暴な兄トミーと暮らすケイリーに、「迎えにくる」と伝え残す。
時が経ち、大学生となったエヴァンは、記憶を失うこともなくなっていた。
しかし、昔の日記を見つけた時から、エヴァンの意識に変化が起きる。

staff
監督:エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー
脚本:エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー
製作:クリス・ベンダー他
音楽:マイケル・サビー

cast
エヴァン:アストン・カッチャー
ケイリー:エイミー・スマート
トミー:ウイリアム・リー・スコット
レニー:エルデン・ヘンソン

これもこの年末年始に観たDVDの中で面白かった1つ。

バタフライ・エフェクトとは、初期のごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論のことで、“一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる”という喩えで表した有名な言葉だそうです。

主演はアシュトン・カッチャー。彼は日本でこそ、そんなにメジャーではない(といっても最近は結構人気が出てきてるようだが)が、米国では凄い人気者らしい。守護神やボビーにも出ていて、最近、売り出してるよねえ。

この物語は簡単にいうと、愛する人を救うために、過去を書き換えようとした男が体験する想像を超えた出来事のお話です。
主人公は少年時代、記憶が時折ブラックアウトする症状に悩まされていたけれど、成人後はすっかりよくなったかに見えたが、ある日当時の日記を読み返した彼は、失った記憶を突然取り戻します。
ここで、この主人公にはすごい能力があることがわかります。記憶を、彼はあとから変更する事ができる。
つまり、過去を変えられる能力を持っていたのです。失われた記憶の瞬間に向け一種のタイムスリップを行い、史実通りの選択ではなく、別の選択をしてやりなおす。それができる。
ところが、それで、めでたしめでたしとはならない。ここがカオス理論なんだそうです。
主人公は、愛する彼女の人生を救うために過去に戻って「誤り」を修正したはずだったけれど、時間の法則はあまりにも残酷で、彼女と彼の人生は、主人公がまったく予想もしなかった方向に向かっていくのです。そして、そのたびに彼は何度も過去に戻り、自らの人生をやり直します。たとえ何度悲惨なものをを見ることになろうとも。
言い換えれば、この物語は究極のラブストーリーなのでした。

特に後半の展開はスリリングで面白い。
そしてラストは・・・・切ないです。
こういうタイムスリップものを受け入れられない人にはちょっとという映画ですが、この着想や展開、最後はああそうなのかと思わせてくれるこの映画、こういう映画、私好きです!
★★★★★★★★

DVD 区切り 19:03 区切り comments(0) 区切り trackbacks(1) 区切り

『プレステージ』

『プレステージ』THE PRESTIGE 2006


story
19世紀末のロンドン。
若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。
しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。
事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。
これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。
その後、結婚し幸せな日々を送るボーデンは、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだが…。

staff
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン&ジョナサン・ノーラン
原作:クリストファー・プリースト
製作:エマ・トーマス
音楽:デヴィッド・ジュリアン

cast
アンジャー:ヒュー・ジャックマン
ボーデン:クリスチャン・ベール
カッター:マイケル・ケイン
オリヴィア:スカーレット・ヨハンソン

この年末年始はちょっと時間にも余裕があったので、DVDも7本ほどみたかなあ・・。
その中でもほんと面白かったのが3本ほどあって、まずその1本。

あのメメントのクリストファー・ノーラン監督が描くイリュージョン・バトル、プレステージ。
この映画、当初は『イリュージョンVS』という邦題で、そのタイトルで予告もやっていましたが、急遽、原題である『プレステージ』に
変わったといういわくのある映画。
映画館で是非とも観たかった映画だったのですが・・・。

いやあ、ほんとある意味凄い映画。まんまとというか凄い仕掛けだわ。
まあ、なんとなくそうかなあとは思って観ていったのですが、凄い映画です。

この映画、ほんとしっかりと観ていかないと、いろんなところに伏線がはってあって、あとから、ああ・・ってことになります。
ストーリーは、現実的であり非現実的なので、ある意味、ちょっとそれはねえって人も多いと思う。
でもエンターテイメントとして、ほんとマジックというかイリュージョンとしてみた場合、大仕掛け、小道具、あらゆる意味で凄い映画です。
2、3回観ないと、ああなるほどとは思わないですよ。
ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが演じるライバル二人のマジシャンによる迫真の争いも、見ごたえ十分です。
っていうか、競い合いというより、どっちかっていうと落としあいになってるところが、ちょっと怖いところ。
脇役のマイケル・ケインとスカーレット・ヨハンソンも重要な絡みを演じています。
そしてロック界のあの超奇人も出てます。さすがに年とったなあって。

メメントでもそうでしたが、時間軸をばらしてしまって、同じ場面を何度も反復させてみせることにより、構成していく演出は、ともすれば分かり辛いところではあるけど、同じ場面の映像でも一度目と二度目では違うんですよねえ。
そういう意味で、ほんと目を凝らしてしっかりと観てみてください。

それにしても、クリスチャン・ベールってうまい!
★★★★★★★★

DVD 区切り 18:36 区切り comments(0) 区切り trackbacks(1) 区切り

『オール・ザ・キングスメン』

『オール・ザ・キングスメン』ALL THE KING'S MEN 2006


story
1949年、ルイジアナ州。
新聞記者ジャックがウィリーと出会ったのは、役人であるウィリーが郡の汚職を非難していた頃だった。
やがて職を辞したウィリーに、州知事選立候補の転機が訪れる。
当初は対立候補の当て馬だったウィリーだが、形勢が逆転、遂に州知事になる。
その頃ジャックは記者を辞め、ウィリーの参謀になっていた。
時が経ち、ウィリーの権力は絶大になり、いつしか彼自身が嫌っていた汚職やスキャンダルにまみれ…。

staff
監督:スティーブン・ザイリアン
脚本:スティーブン・ザイリアン
原作:ロバート・ベン・ウォーレン
音楽:ジェームズ・ホーナー

cast
ウイリー:ショーン・ペン
ジャック:ジュード・ロウ
アン:ケイト・ウィンスレット
アーウィン:アンソニー・ホプキンス
アダム:マーク・ラファロ

この映画。実はリメイクなんだそう。といってもかなり昔の映画で、そういう意味ではあまり比較はされないんでしょう。
政治サスペンス、というか最近特に日本でも政治汚職とか政治家の倫理観とか問題になってるけど。
どうなんでしょう。人のため、街のため、国のために大きなことを成し遂げるには、汚職は必要悪?なのか。

汚職の末作った橋や道路、建築物はでも人々の役に立っている。
汚職にまみれなければ、それは実現しなかったのだろうか。
少なくともウイリー・スタークは、そう考えたから汚職にまみれていったのであろうが、彼は何のために、公共事業を行ったのか。
貧しい人々のためなのか、自らの名声のためか。
いろいろと考えさせられます。

どちらかというと政治的駆け引きを描いているというよりも、ウイリー・スタークという人間を掘り下げていってる。
またその周りの人達の気持ちを。
見栄えは地味。そういう意味では、派手な政治サスペンスを期待してみると、ちょっとがっかりするかも。

金、名誉、愛、嫉妬、裏切り、挫折・・・。
激動する政治の世界を背景に、異なる価値観を持つ2人の人生が交錯するとき、彼らを取り囲む人間たちを巻き込み、避けようのない悲劇が起こる。というチラシに書かれているとおり、まさに人間のやることは、ちょっとした歯車で様々な展開をするものだと改めて感じました。

ショーン・ペン演じるウイリーのいくつかの演説シーンはやっぱり非常に印象的です。
ただ、よくを言えば、山場がないというか淡々と物語が進行する感じなのがたまに瑕かも。

★★★★★★★☆

DVD 区切り 17:51 区切り comments(0) 区切り trackbacks(1) 区切り

『敬愛なるベートーヴェン』

『敬愛なるベートーヴェン』Copying Beethoven 2006 DVD


story
“第九”の初演を4日後に控えた1824年のウィーン。
楽譜が完成しない中、ベートーヴェンのもとに写譜師としてアンナが派遣されてくる。
ベートーヴェンはアンナを冷たくあしらうが、彼女の才能を知り、仕事を任せることに。
尊大で傲慢なベートーヴェンだが、ただ一人の肉親である甥のカールだけは溺愛していた。
しかしカールがその一方的な愛を疎ましく感じていることに気づかない。
やがて初演の日がきた。難聴から指揮を怖れるベートーヴェンを助けたのはアンナだった。

staff
監督:アニエスカ・ホランド
脚本:クリストファー・ウィルキンソン他
製作:クリストファー・ウィルキンソン他

cast
ベートーヴェン:エド・ハリス
アンナ・ホルツ:ダイアン・クルーガー
マルティン・バウアー:マシュー・グッド

クラシックは結構聴くほうなので、この映画も劇場で是非とも観たかった映画でした。
ようやくDVDで観ることができたのですが、やっぱり劇場で、大画面で大音量で、あの初演の第九の場面を観たかったなあ・・・。
それほど、良いシーンでした。

ベートーヴェンはいろいろな意味でモーツァルトと比較されるけれど、ほんと何もかも全然違う。
私はその生い立ちから人生、音楽においてベートーヴェンの生き様に惹かれます。

エド・ハリスが熱演しています。ただ、押さえ気味の熱演といってもいい。もっとアパッショネータなベートーヴェンが観れるかなと思っていたら、孤独で繊細なベートーヴェンがそこにいました。
ベートーヴェンのセリフもなかなかいいです。

ダイアン・クルーガーって、言い方悪いけど、なんのへんてつもない女性なのに、すごく魅力的に役を演じられる人だと思いました。
まあ、欲を言えばドイツ語なんかで演じられれば最高なんでしょう。
それに事実、ベートーヴェンは難聴でほとんど聴こえなかったらしいので、それを忠実に再現するなら、ある意味映画にはならないんですよね。そういうところは目をつむって、ベートーヴェンとアンナとの師弟愛というか心のつながりができていく過程が良かった。
ただ、盛り上がりを前半部分に持ってきているためか、最後が物足りないと感じてしまうのはちょっと残念かも。
でも、なかなかいい映画です。

そういえばこの女流監督さん、あのディカプリオの太陽と月に背いての監督さんだったんですね。驚きです。
そしてこの映画、英国/ハンガリー映画でもあるのです。こちらもビックリ!
★★★★★★★☆

DVD 区切り 19:08 区切り comments(2) 区切り trackbacks(5) 区切り

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